終末の夜にはしないこと

書きたいと思ったことを好きに書きます。

アンジュルム新曲「七転び八起き/臥薪嘗胆/魔法使いサリー」

先日福田花音の卒業が発表されたアンジュルム。新曲3曲ともフルが公開されました。

まず、一番の印象は…三期の歌割めっちゃ増えた!!!!!!!!!!!!!!
だからと言って、他の子たちの歌割が減った印象はなくって、比較的平等に割り振られてる感覚(後述しますが、卒業を控えた福田花音は歌割がやや特殊なので彼女を除きます)。やはり、全員が歌える、ということが大きいのでしょう。

これって実はすごいことなのでは。

歌割についての私感

℃-uteは歌唱メン3トップ、娘。も人数的に歌唱メンは偏り、J=Jも未だ3トップの傾向が強い。カンガル、こぶし、つばきはほぼ全員が新人ということである程度全員に歌割が行き渡るのは当然だと思うので、除外し…。
一方、アンジュルムはスマイレージ時代に1期2期がいて、そしてアンジュルムに入って3期。グループ内での差が歴然としているはずですし、歌唱メンに偏ってもおかしくない。
しかし、全員が歌えてるんです。

3期が入ったばかりの前作では、ユニゾンばかりで、この路線で行くのかと一抹の不安を覚えましたが、場数を踏んだ元研修生たちの意地は凄かった!ソロパートもぎ取って、先輩と張って、輝いて。
今、アンジュルムが、面白い。

各曲について

七転び八起き

福田花音の歌割は少ない、っていうか、たぶんソロパートないんじゃないの?ってくらい。しかしセンターでダンスを踊り狂う様は圧巻。徹底してダンスに専念させる試みは珍しいなと感じました。しかもこれ、彼女の卒業シングル(の可能性がとても高い)ですよ。なのに、歌割がユニゾンだけ。
でも、そのおかげで、彼女が抜けた後のアンジュルムも大丈夫だ、期待できる、安心して笑って送り出せる、という気持ちにもなります。すごくすごく寂しいですけど。

早くライブで見たくて見たくて仕方がない。そう思わせるMVです。
曲調も耳に残りますし、とにかくかっこいい。
和田彩花の表情の振れ幅もさいっこう。
2期は何一つ心配せずに見ていられる安心感を覚えます。あの勝田里奈が省エネじゃなくなってきた様子もぞくぞくします。かっこいい。りなぷー、かっこいいよ。


3期は室田瑞稀の安定した歌声と佐々木里佳子の凜とした美しさ、相川まほの確実な成長。ワクワクが止まりません。

臥薪嘗胆

七転び八起きで歌割の少なかった福田花音。それが一転して、ダントツで多い歌割になるのがこの曲。
あれだけ、福田花音のいないアンジュルムも大丈夫なんだ!!!と思わせといて、やっぱりまろがいなきゃだめだ…だめなんだよ…と思わされて、私、正直泣きました。こんなに明るい曲調なのに笑

七転び八起きと同様、全員歌えてることも衝撃でした。そして、全員のわちゃわちゃシーンがとんでもなくかわいい。スマイレージ時代を彷彿とさせます。ダンスも含めてにっこにこで、スマイレージ初期のあの幸福感溢れる可愛い曲からここまで来たんだなと、地続きであることを感じます。
しかし、もうスマイレージとは完全に決別した印象も受けます。それはやはり人数が増えたこと、そして3期が馴染んだことによるのでしょう。もう彼女たちをスマイレージとは呼べない。彼女たちはアンジュルムなんだ、
と感じました。地続きでも、それでも、新たな一歩を踏み出したことを、前作「大器晩成/乙女の逆襲」以上に感じました。

魔法使いサリー

とにかくかわいいこの曲。
みんなが知ってる魔法使いサリーの曲を、愛躍祭のアンバサダーを担うことになったアンジュルムが見事にこなしています。
メンバーカラーに分けられた衣装も可愛く、スカートの裾のラインくらいしか違いのないお揃いの衣装です。

アンジュルムのファーストシングル「大器晩成/乙女の逆襲」ではユニゾンがほとんどで目立つ場所の少なかった3期ですが、ここにきてフィーチャーされています。ダンスのフォーメーションに顕著に現れていますね。
なんでも、3期が魔法使い見習いで、1期2期は少しお姉さんの魔法使いという設定で振り付けされたそう。

そして何より…。
とにかくかわいい。
ただ、ひたすらにかわいい。

女の子が好きなアニメのアニソンは、やっぱり可愛くって、それを可愛くかっこよく歌うアイドルと掛け算したらこんなに素敵なんだよ!っていう見本みたいな感じ。
サリーちゃん世代はもう大人になっていますが、ハロプロはやはりアニメであったり子供向けに近いところに何かフックを持っていて欲しいなと思います。
しゅごキャラきらりんレボリューションも、ハロメンになりたいという子を育てる一助となりました。先日のプリキュアモーニング娘。'15のタイアップもそうなるのではないかと期待しています。アンジュルムもアニソン似合うと思いますよ。どうですか、偉い人。