言葉に敏感でありたいと思っていた話
幼い頃の夢は小説家だった。
今よりも確実に本を読んでいたし、集中力もあった。それは小児ぜんそくの入院のせいももちろんあったけれど、確実に退化している自分を甘受している。今現在も卒業論文の調べものから逃げてこの記事を書き始めている。そういう風に逃げでしか文章を書けなくなっている自分が嫌だと思いつつ、ある意味逃げとして選べるほどに言葉が好きなのだと思う。
最近、文字を書くことが減ったし、創作意欲もとんと衰えてしまった。でもいつか、小説を書いてダ・ヴィンチにインタビューされたいし、王様のブランチでランキングに載りたい。そんな不純な気持ちはある。けれど、その向こう側に透けて見えるのは、自分の書いたものが誰かに伝わればいいなという根本的な衝動である。やっぱり好きなものを書いて、認めてもらえたらどんなにいいか。
言葉が好きで、好きで、私の好きな文章を好きなだけ書いていければいいと思う。
そんな気持ちでこのブログを始めたのに、怠惰で放置してしまった。非常によろしくない。
そんな間にも夏のハロコンに行ったし、Juice=Juiceともモーニング娘。'15ともこぶしファクトリーと握手したし、アンジュルムなんてリリースイベントもライブも行った。小樽やニセコに旅行にも行った。何一つ言語化しないまま。もったいないことをした。
学生最後の夏休みだというのに。
もっと言葉に貪欲に生きていきたい、悔い改めたい、と思った夏の終わり。